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RX-8は大事なモノを犠牲にした中途半端なクルマ。

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RX-8。小学生の頃から憧れ、まさか19歳にして手に入れてしまった人生で初めての愛車であり、スポーツカーであり、ロータリーエンジン車である。以前も語った通り、この車で走るのは本当に楽しくて時には朝ごはんを求めて100キロ近く走ってたなんてこともある。絶対的なパワーはなくてもとにかく走っていて気持ちいい車。でも何か足りない、走行性能でもデザインでもない何か。以前からそう思うことはよくあった。でも何が足りていないのかわからなかった。

先日こんな記事を読んだ。ロータス・エリーゼに憧れる、元MR-Sオーナーの記事。(というかこの記事完全にこれに影響されて書いた)
ロータス・エリーゼという車 | キリカ | note

そして気づいた、RX-8に足りていないもの。ロマン。

RX-8はマツダがフォード傘下であった時代に当時の経営陣から4ドア4シーターで開発しろという制約の中で作られ発売された。そのため見た目以上に後部座席が広く居住性は高い。実用性と走りの楽しさを両立している。

でもそれが気に入らない。自分はRX-8のスタイルだったりサウンドであったりロータリーであることだったり、そうゆうものに惚れて買った。4シーターである必要は全くなかったし実用性なんて考えていなかった。もちろんこの手のクルマにしては実用性がある方だということはわかって購入はしている。でもそれが気に入らないことに気付いた。

上の記事ではエリーゼの魅力とともに、とにかく実用性が皆無であることが書かれている。とんでもなく不便そうである。でも不便な部分も含めてロマンがある。走りに全振りして実用性を完全に捨てたクルマだからこそロマンがある。RX-8は実用性も捨てなかった。だからロマンが足りない。そうゆう意味でちょっと中途半端かな、なんて思う。というかこんなんだからファミリーカーとか言われるんだよ、実際ファミリーカーだけど。でもこんなに素晴らしいクルマがファミリーカーの一言で片づけられるわけがない。

よく「RX-8は4人しっかり乗れていいですよね」なんて言われる。そのたびに「まぁ使わないし無くてもいいけどね」なんて言っていた。”無くてもいい”では無い。”いらない、邪魔”。こんな実用性の象徴であるかのような居住性の高い後部座席なんかいらない。

 

一方でRX-8の心臓部に搭載されるエンジンはロマンの塊であるように思う。ロータリーエンジン、それも世界で最後に搭載したクルマである。アクセルを踏み込めば9000回転まで一気に吹け上がる。回転が上がるにつれて徐々にパワーが増し、エンジンはそれを音で表現するかのように独特のサウンドを奏でる。5000回転からの高揚感は他のクルマでは味わえない。こんなにロマンに溢れたエンジンは無い。

燃費はとにかく悪い。1300ccでリッター5キロ台を叩き出す車なんて現代にはない。しかし燃費を犠牲にしている部分はこれもまたロマンの1つ。燃費が悪い方がいい!とは言わないけど、いかにもスポーツカーな燃費でいいじゃない。「燃費悪いっしょ?」「5キロちょっとっすかねw」みたいな会話をするたび、やっぱりこのエンジンはちょっと特別なんだと思う。

高回転の伸びがどうだとか、サウンドがどうかとか、クルマに興味ない人には伝わらない。でも誰もが気にする燃費が特別悪ければきっと興味ない相手にもなんかすごそう、とかちょっと違う、みたいなのはなんとなく伝わるだろう。そうゆう意味では自分を満足させるロマンの1つになっているとも言える。

こんな魅力的なエンジンを搭載し、運転が最高に楽しいクルマであるからこそ、無駄に居住性の高い4シーターであることが気に入らない。(とかいいつつこのクルマ大好きなんだけど。)あの経営難の中でこんなクルマを出しただけでも十分すごいのかもしれないし、あの時期にこのスタイルで出たからこそ中古車が自分でも手を出せる価格だったかもしれない。このスタイルだからこそ買った人もたくさんいるに違いない。実用性無視の2ドアじゃさらなる経営難に陥って今の好調なマツダはなかったかもしれない。しかし個人的な意見だけ言えばもっと実用性を無視して、特別感に満ちた車であってほしかった。走ることがこんなにも楽しいクルマであるからこそ。実用性はロマンを犠牲にする。

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富士山を眺めながら走る。鼻歌どころか熱唱まじりでのドライブ。

RX-VISIONというコンセプトカーがある。ロータリースポーツのコンセプトカー。しかしまだエンジンも載っていないハリボテ。でもあれはすごい。意味が分からないほど低いボディにめちゃくちゃなロングノーズ、エロさまでも感じさせるボディライン。コンセプトカーとはいえ、あれほどまでロマンに満ちたクルマが21世紀に存在しただろうか。自分が知る限りでは無い。

1995年に生まれた自分はRX-7 FD3Sや80スープラ、34GT-Rなどの名車が消えていき、実用性や環境性能ばかり重視されたクルマばかりが続々と発売される時代を生きてきた。父親がよく話す「80スープラの発表は衝撃的だった」みたいな経験をしたことがなかった。だって衝撃を与えるクルマが出てこないから。(と言うと「35GT-Rがあるじゃない、みたいに思われそうだが、あれはコンセプトカーが絶望的にダサいと思ったし、少しはマシになった市販モデルもそこまでかっこいいと思わない)

そんな中RX-VISIONが発表された。あの衝撃的なクルマの発表をこの時代にリアルタイムで見ることができた。すごいことだと思う。

今のマツダならやりたいことだけを突き詰めたロマンを実現できる。そんなことを見せつけたコンセプトカーだったように思うし、きっと今のマツダなら市販車でも実現してくれるように思う。僕の大好きなロータリーエンジンを載せて、ただひたすらかっこよく、走ることを追求したクルマを作ってくれると信じたい。

いつか発売してくれるであろう、そんな夢のクルマ。発売されるとしても少し先のことになるだろうと思うけど、絶対に乗りたい。車両価格はやっぱり高いかなあ、夢のクルマが発売されるまでに頑張って稼がないと…。

 

というかまたとんでもなく気持ち悪い文章ができあがってしまった。たまげたなぁ…また黒歴史になりそう。

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この記事を書いた人

ガジェットとクルマが好きな管理人。 痛車のRX-8乗り回してます。親の新型CX-5納車待ち中。 ガジェットはXperia XZ/Z Ultra/iPad mini4/RX100M3などを持ち歩いてます。

コメント

  • だったらFD買えばよかったのでは

    by 富岡 2016年2月7日 20:10

    • だからそうじゃないんだよなあ、あくまでこの車が好きで買って、今でも大好きだし。この手の反応はTwitterとかで既にたくさんもらったけど、言いたいことなかなかわかってもらえないからまぁいいや。

      by うか 2016年2月7日 20:31

  • RX-8ではないのですが、欲しい車がありこの記事を見て羨ましいと思わせられました。
    買った時の走行距離はどのくらいでした?

    by まうんと 2016年2月13日 19:19

    • 深夜のドライブや晴れた日の洗車など、好きなクルマが持てるっていうのは本当に楽しいですね。この車は買ったとき68000キロ程度でした。

      by うかにゃん 2016年2月18日 21:40

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